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さぬき市前山にある、おへんろ交流サロンで企画展示の 「札ばさみ」展をしているのを知り、行ってみました。
「札ばさみ」というのは、四国遍路のお遍路さんが納札 (おさめふだ/のうさつ)を携帯するための用具です。 そもそも納札とは、簡単に言うとお寺にお参りした証として 納める札です。紙製の札で「奉納 四国八十八ヶ所霊場巡 拝」と中央に印刷され、その右に日付、左に自分の住所・ 名前を書きます。お参りした際、本堂と大師堂に置かれて いる納札箱に入れます。 また、遍路途中でお接待をしてくれた人に、お礼としてこの 納札を渡すこともあります。
江戸時代〜大正時代の「札ばさみ」は、札を2枚の木の板 で挟み四隅に穴をあけて紐を通し、首にかける形でした。 それから時代とともに形が変化し、大正末頃〜昭和初期に は木製の箱型へ、そしてそれ以降は巡拝用具一式が収納 可能で風雨にも強い合成樹脂のかばん型〔頭陀(さんや) 袋〕に変わっていきました。
ちなみに昔はお札は紙製ではなく、金属や木製の札を お寺の山門やお堂に釘で直接打ち付けていたそうです。 その風習はもうありませんが、現在、巡拝することを 「打つ」、お寺を「札所」と呼ぶことはその名残のようです。
展示では「札ばさみ」だけでなく、お遍路さんの服装や 持ち物あるいは、歩き遍路から鉄道やバスツアー等多様な 交通手段へ移り変わる様子など、とても分かりやすく解説 されていました。その時々の時代に合った形で変化しなが ら、現在までお遍路が続いている事に驚きと感動でした。
おへんろ交流サロンは、長尾寺(第八十七番札所)と、 大窪寺(第八十八番札所結願)の間の遍路道にあります。 コロナ渦前はたくさんのお遍路さんがここで休憩している 姿がありましたが、今はとても少ないです。早くコロナが 収束し、お遍路さんがたくさん訪れる風景がまた戻って ほしいと思います。
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◆コメント
昔の木製の札ばさみは情緒がありますね(^_^)。
亡き母がお遍路さんに行きたがっていたので リタイヤして時間が出来たら、ゆっくり周りたいと思います。
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名前: ゆきこ ¦ 16:53, Saturday, Feb 19, 2022 ×
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