2022年 2月10日
「漂流郵便局」をご存じですか?
最近では、月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」
第3話(1月24日放送)に登場したので
知っている方も多いと思います。
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届け先のわからない手紙、預かります。
行き先不明の手紙が届く小さな島の『郵便局』
〜いつかのどこかのだれか宛〜
こちらは、届け先の分からない手紙を受け付ける郵便局であり、
「漂流郵便局留め」という形で、いつか宛先不明の存在に届くまで
漂流私書箱に手紙を漂わせてお預かりいたします。
過去/現在/未来
もの/こと/ひと
何宛でも受け付けます。
いつかのどこかのだれか宛の手紙が
いつかここにやってくるあなたに流れ着く。
懐かしい未来への郵便局。
漂流郵便局、開局いたします。
― 三豊市観光交流局HPより抜粋 ―
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「漂流郵便局」は
2013年(平成25年)第2回瀬戸内国際芸術祭で
粟島に漂流物が多いことなどから発想され、
旧粟島郵便局を改装してできたアート作品です。
現代美術作家の久保田沙耶さんが制作しました。
局内では、全国から寄せられた
「誰かに届けたい想い」を綴ったハガキが展示されています。
ですので、日本郵便の郵便局ではありません。
「局員」は、久保田沙耶さんが
「局長」は、粟島郵便局に45年勤務し、10代目局長だった
中田勝久さんがボランティアで務めています。
今は亡き家族へ、
想いを伝えることのできなかった初恋の人へ、
未来の自分へ。
また、人だけではなく、ペットや長年の愛用品など
宛先は様々。
見知らぬ人の悲しみに触れて涙を流す人も、
一様に穏やかな表情で「漂流郵便局」をあとにするそうです。
私も素敵な空間に身を置いてみたくなりました。
※写真は三豊市観光交流局HPからお借りしました。
漂流郵便局
住所:香川県三豊市詫間町粟島1317‐2 |
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