2022年 2月12日
さぬき市前山にある、おへんろ交流サロンで企画展示の
「札ばさみ」展をしているのを知り、行ってみました。
「札ばさみ」というのは、四国遍路のお遍路さんが納札
(おさめふだ/のうさつ)を携帯するための用具です。
そもそも納札とは、簡単に言うとお寺にお参りした証として
納める札です。紙製の札で「奉納 四国八十八ヶ所霊場巡
拝」と中央に印刷され、その右に日付、左に自分の住所・
名前を書きます。お参りした際、本堂と大師堂に置かれて
いる納札箱に入れます。
また、遍路途中でお接待をしてくれた人に、お礼としてこの
納札を渡すこともあります。
江戸時代〜大正時代の「札ばさみ」は、札を2枚の木の板
で挟み四隅に穴をあけて紐を通し、首にかける形でした。
それから時代とともに形が変化し、大正末頃〜昭和初期に
は木製の箱型へ、そしてそれ以降は巡拝用具一式が収納
可能で風雨にも強い合成樹脂のかばん型〔頭陀(さんや)
袋〕に変わっていきました。
ちなみに昔はお札は紙製ではなく、金属や木製の札を
お寺の山門やお堂に釘で直接打ち付けていたそうです。
その風習はもうありませんが、現在、巡拝することを
「打つ」、お寺を「札所」と呼ぶことはその名残のようです。
展示では「札ばさみ」だけでなく、お遍路さんの服装や
持ち物あるいは、歩き遍路から鉄道やバスツアー等多様な
交通手段へ移り変わる様子など、とても分かりやすく解説
されていました。その時々の時代に合った形で変化しなが
ら、現在までお遍路が続いている事に驚きと感動でした。
おへんろ交流サロンは、長尾寺(第八十七番札所)と、
大窪寺(第八十八番札所結願)の間の遍路道にあります。
コロナ渦前はたくさんのお遍路さんがここで休憩している
姿がありましたが、今はとても少ないです。早くコロナが
収束し、お遍路さんがたくさん訪れる風景がまた戻って
ほしいと思います。
|
先日、「広島メロンパン」を イオンで購入しました。
「テレビで紹介・・・」と書いており、初めて見たので購入してみました。
今回は、プレーンしか店頭に並んでいませんでしたが、他には、カスタードとチョコレートのクリームが入ったものがあります。
かるい生地感で美味しかったです。
次は他の種類を買ってみたいと思います。
(写真はネットからお借りしました) |
|