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【丸亀城】 豊臣政権の時代、慶長二年(1597年)に生駒親正の時に 高松城(玉藻城)の支城として、亀山に築かれたのが始まりとされる。 延宝元年(1673年)に、京極高和によって大改築され、石垣を含め 現在の城郭が形成されたとされる。
(丸亀城)
・・・石垣の高さ(66m)は日本一の丸亀城・・・
(丸亀城大手門1)
(丸亀城大手門2)
「扇の勾配」と云われる丸亀城の石垣は、四重に重ねられ その美しさは他を圧倒します。
丸亀城の正面玄関である「大手門」を入ったところにある 石垣をモチーフにした、石垣風の「張り石」(敷石)の 加工作製に携わりました。
大小40枚(すべて大きさも形も異なる)青木石の錆石を利用し 6平方メートルあまりを、約2か月かけて完成にこぎつけました。
(原寸大図面)
原寸大の図面を作製し、石の強度を加味して、現実的な形に変更しました。
(パネル・石型取り)
アクリル板を図面に合わせてカット、原石に配置して、石の切削を実施! カット面が共有できないので手間が大変です。
もうすでに原型にカットされているのと、石によっては色々なクセがあるため 長年の勘と経験を生かし、カドがなくならないよう、大小さまざまなコヤスケで 厚みを揃えていきました。
コヤスケで厚みを揃えても表面のデコボコはなくならないため さまざまなビシャン機を使って整形します。 ハイヒールを履いたご婦人もつまずかないようバリアフリーです。
ビシャン機を使って整形した所と天然肌とでは色合いがちがうため 思案しましたが、少しでも風合いと色を出すため、ワイヤーブラシを かけてみました。
この加工作製で問題となったのは、商店街整備の敷石であるのに 敷石としてはタブーとされる天然肌錆石であることでした。
なぜなら、天然肌には当然のように凹凸があり、インジェクト工法を 使って施工するため、全ての相場が同じ厚みにならなければ いけないからです。
底面は切削面、天場は天然肌・・・。 相反する条件であったのと、尚且つ、天然の色合いを活かすことと 新しいのに『古い歴史感』を出すという点でした。
(大手門石垣)
(石垣風敷石)
年を追うごとに風合いは増し 近年の石張りとは違った様相をイメージすると 今回の仕事に対する達成感を感じずにはいられません。
丸亀城までの丸亀市内観光の起点となる、丸亀駅南側すぐの 商店街入口に施工されるそうです。
この敷石には、あえて説明書きを設置せず 600m先の丸亀城の大手門をくぐった時に気づく人のみが このカルトな喜びを感じ、「薀蓄」を語れるのでしょう・・・。
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◆コメント
墓石以外(建築分野の事業展開に向けた好ましいことだと思われます。 |
名前: YOKOI ¦ 18:04, Thursday, Feb 12, 2015 ×
名前: まっちゃん ¦ 18:24, Thursday, Feb 12, 2015 ×
名前: ようこ ¦ 13:08, Friday, Feb 13, 2015 ×
名前: ohta ¦ 20:56, Wednesday, Feb 25, 2015 ×
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