石屋のひとり言: 中国　厦門

１１月１日〜３日まで去年の社内研修旅行以来
一年ぶりに中国福建省の厦門へ行ってきました。

中国では２泊でしたが帰りの飛行機が韓国経由で
関空への到着時間が遅く、その日のうちに
香川まで帰れないので今日は大阪に一泊して
明日の朝一番の高速バスで帰る予定です。

今回の旅行は大阪堺市の小売店様が
従業員さんの研修で中国の工場見学を企画しているので
一緒に行きませんかとご招待を頂きました。

こちらの会社の奥様は大変なしっかり者で
何処かのキャッチコピーで聞いたことのある
「お買い物しながら賢くお金を貯める」をまさしく実践していて
厦門までの往復航空チケット（私の分も含め５名分）を
全てマイルで蓄えて支払いをするといった賢い消費者の
代表のような方です。

以前、一緒に旅行に行った時にも
ホテルでの支払いを何処の航空会社の系列かを確認し
それに応じてクレジットカードを使い分けるといった
ふうに上手にカードを使っていました。

去年から、関空⇔厦門の直行便がなくなったので
今回も上海経由での厦門入りとなりました。

自宅を早朝の４時過ぎに出て厦門空港に着いたのは
その日の夕方６時過ぎとまるまる一日を移動に
費やさなければならないので直行便がなくなり
大変不便な思いをしています。

初日の夜は、空港から厦門市内に入り直ぐに
中国の取引先から海鮮料理のお店での接待を受け
その後マッサージに行き一日の疲れを取り
翌日、目的地の同安と崇武の工場見学を致しました。

一年前に来た時にはまだ工事中だった市内の高架橋も
高速道路の拡張工事も全て完成した上に
二本目の海底トンネルも開通し
崇武までの移動時間がこれまでよりも
３０分も短縮されていました。

こういったところを目の当たりにしますと
中国の発展の早さには今もって目を見張らされます。

また、３年前に開催された北京オリンピックと
昨年１２月から今年の９月にかけて催された
上海万博などの急激な経済発展の影響を受け
工場での職人さんの給与も高騰すると共に
一人っ子政策により過保護に育てられた人たちの
社会参画で石材加工工場のような３Ｋの労働環境には
人が集まらなくなるなど中国でも工場経営が年々
厳しさを増してきているとのことです。

そのような最近の中国石材業界の事情を見ていると
これまでのように短納期で廉価な製品を求め続けるのにも
限界が来つつ有るように思われます。

今はまだ、日本からの買い手が優位な立場ではありますが
いずれその構図が逆転し、中国の製造工場がイニシアチブを
握る日もそう遠くは無いように思いました。

（有）石総　庵治社長さん御夫妻と
従業員の長尾さんと宮守さんのお二人と私

皆さんお疲れさまでした
そして御一緒させて頂き有り難うございました。

（厦門に着いてからの移動は全てベンツのワゴン車です）

崇武の工場での研修風景

２日目の夜は飲茶料理を頂きました

黄さんと私と新人のキョウさん

by ohta ¦ 22:57, Thursday, Nov 03, 2011 ¦ 固定リンク ¦ コメント(2) ¦ コメントを書く ¦ 携帯

◆コメント

堺市の石やです　すごい楽しい充実した三日間でした。また勉強さしてください。

名前: 堺市の石やです ¦ 19:50, Friday, Nov 04, 2011 ×

三日間、お疲れさまでした

こちらこそ色々と学ばせて頂きました

今後とも宜しくお願い致します

名前: ohta ¦ 08:03, Saturday, Nov 05, 2011 ×

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