2020年 7月25日
2018年6月8日公開の映画。
第71回カンヌ国際映画祭で、最高賞であるパルム・ドールを受賞。
第42回日本アカデミー賞で、最優秀賞8冠。
実際に起こった、親の死亡届を出さずに
年金を不正に受給していた家族の事件をもとに
構想に10年をかけて監督の是枝裕和が脚本を執筆。
脚本段階では子どもに「お父さん」「お母さん」と
呼んでほしいと願う主人公の想いが重点的に描かれていて
撮影中につけられていた映画のタイトルは『万引き家族』ではなく
『声に出して呼んで』だったそう。
以前から観たいと思っていた作品。
4連休にやっと観ることが出来ました。
『柴田家』の人達は家族のように
いえ、家族以上に仲良く暮らしていました。
法的にも、血の繋がりでも、『家族』ではありませんが
お父さんもお母さんもおばあちゃんも、とても愛情深い人たちでした。
お父さんは翔太から「お父さん」と呼ばれたくて何度も試みます。
お母さんはゆりをいつも優しく抱きしめます。
おばあちゃんは亜紀の足が冷たいというだけで
今日は嫌なことがあったのだと察することが出来ます。
貧しくても幸せな『家族』は、ある日突然壊れてしまいます。
終盤のお母さんが泣くシーンは圧巻です。
最後にゆりが見たものは何だったのでしょう?
とても気になります。
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