2019年 5月19日
江戸の超(スーパー)グラフィック ‐高松松平家博物図譜 |
昨日、香川県立ミュージアムで開催中の「自然に挑む 江戸の超(スー
パー)グラフィック −高松松平家博物図譜」に行ってきました。
香川県指定有形文化財「高松松平家博物図譜」は、五代藩主・松平頼
恭によって18世紀半ばに制作されたとの事です。
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展示構成とみどころ
自然への興味関心は、時代や場所を超えて共有される感覚と言えます。
そのような関心から、自然物をまとめた書物が多く制作されました。
日本でも江戸時代に遡ると、自然界を解き明かそうとする博物書や博
物図譜がさかんに作られるようになります。大名が中心となって作ら
れた博物図譜は、緻密な絵をもって自然を表現していますが、高松藩
を治めた松平家においても、博物図譜の代表とも呼べるものが制作さ
れました。 松平家図譜4種13帖には、計2,141 図が収められ、名前
を記した付(つけ)札(ふだ)が付けられています。均一な描線や細部ま
での描き込み、丹念な彩色や色味へのこだわりが見られ、中には、箔
を使用した図や大胆に盛り上げた箇所もあります。また、魚や鳥、お
よび植物の一部は輪郭線によって切り抜かれて、台紙に貼られています。
■引用元 : 香川県立ミュージアム ホームページより
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観覧した感想は、「もう!全てが圧巻!!」の一言です。
上記の説明にもありますが、細かい描写が観る人を釘づけにします。
そして現物はもちろん素晴らしいですが、展示物の保護のため館内は
薄暗いうえに、間近にあるとはいえガラス越しです。正直やや見えにくい
部分もありました。しかし、そのすぐ横で4K8K超高精細映像を観られる
ようになっており、驚異的な描写力を堪能できました
ただ、この展示は4月27日から開催されていましたが、前期と後期が
あることを私は知らず、残念ながら後期しか観ることができませんで
した。自分の確認不足が非常に悔やまれます。
その代わりと言ってはなんですが、私が行った5月18日は「国際博
物館の日」のため観覧料が無料でした。偶然この日で良かったです。
ん―――、しかしやっぱり、前期も観たかった!!
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