2017年 6月26日
皆さんは普段、葬儀について考えていない方が、多いのではないでしょうか。
先の事ではありますが、少しお話させてください。
葬儀と言えば従来通りの一般葬。
それから近年注目を集め利用される事が多い家族葬。
小規模な葬儀全般を指す家族葬とはどのようなものでしょうか。
家族等の近親者のみで行い、
それ以外の儀礼的な弔問客を拒否し、費用も低額になる。
そう思われている方がほとんどだと思います。
本当のところどうなのでしょうか?
メリットとしては虚飾を排し、心のこもった葬儀になる。
近親者のみなので落ちつき、予算変動も少なく費用も低額になる。
一方、デメリットとしては知人や近隣住民にも知らさないため
自宅や集会場での葬儀は基本的にできず、
葬儀社や公営の式場を使うが、そのための費用がかかる。
それゆえ通常の葬儀と同様の祭壇・棺が必要なため、
必ずしも劇的に安くなるとは言えない。
弔問客が後日にバラバラに訪れ、その対応が大変な事がある。
弔問客から葬儀後に苦言を呈され不義理が生じる。
メリット部分の葬儀費用は一般葬とあまり変わらないのに対し、
遺族の収入となる香典・弔慰金がほとんどなく、葬儀費用と相殺できないため、
一般葬よりも費用負担が増える事も考えられる。
なかなか悩ましいところですね。
人生の最終章をどのように送ってほしいのか
家族葬にはある程度のリスクが伴う
自分の家庭の事情で本当に家族葬が可能か 等
終活の一つとして、考えてみるのも良いかも知れませんね。
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