2011年 2月4日
今日は立春。日中、気温が上がり少し暖かいと気持ちもホッとします
しかし、今朝 出勤前の車のフロントガラスはガッチガチに凍っていて、
本当の春はやはりもう少し先のようですね。
さて、先日私は家の近所にある「西方寺」というお寺に行ってきました。
(そうです、除夜の鐘をついたお寺です!)
本堂改修に伴い、希望すれば檀家さん自らが色を塗った「天井画」を
1枚ずつ天井に貼ってくれるそうです。
それで実家の両親も参加し、住職の奥さんに教えてもらいながら描きました。
下絵は前もって書いてくれているので色を塗るだけです。しかし、慣れない
作業で両親は苦労していました。色は一度塗るだけでなく何度も塗り
重ねていきます。
最後に黒の縁取りをするのですが、細い線で描かなければならず
私が呼ばれました。(両親より上手く描けるだろうという予想で)
簡単そうに見えますが、これがなかなか難しい!
このような絵は仏画に属するので専用の絵の具を使います。
「泥絵の具」や「岩絵の具」を膠(にかわ)で溶いて使いますが、
この絵は※泥絵の具を使用しています。使う度に膠に熱を入れ
作らなければなりません。なので、それらの難しい事は全部
奥さんにお世話になりました。絵の具と違って、粘り気があり
非常に描きにくかったです。
※泥絵の具・・・水干(すいひ)絵の具のこと。本来は天然の
黄土などの土を水洗いして精製したものをいったが、現在は
白土や胡粉などを化学染料で染め、たくさんの色がある。
(「彩色仏画入門」より)
そして、本堂はほぼ完成していたので見せてもらいました。
薄暗い中でも色鮮やかでとても綺麗でした!!
ここに一緒に奉納されると思うと とても楽しみです
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